ミニ地下鉄

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■ミニ地下鉄

ミニ地下鉄とは、一般的な地下鉄のように大量人員輸送を担うシステムと、モノレールやバスのような少量人員輸送を担うシステムの中間部分を担うために研究・開発された日本独自の地下鉄システムです。
地下鉄の工費は莫大になるため、輸送需要の少ないところでは小さな車体の車両を使うことでトンネル断面を小さくして、できるだけそれを抑えようとしたことから生まれました。
車両を低床化してトンネル断面を縮小するため、鉄輪式リニアモーターカー(浮上はせず、鉄車輪で走行)を使用することが多いです。
非粘着のリニアモーター駆動のため、急勾配や急曲線にも対応できるという特徴を持ちます。これらは、リニアメトロまたはリニア地下鉄などと呼ばれますが、リニアモーターカーではなくても小断面トンネル・小型車体を採用していれば「ミニ地下鉄」といえます。 ただし、東京地下鉄銀座線や名古屋市営地下鉄東山線・名城線・名港線ではJRや一般の私鉄等の車両と比較して小型な車両を使用していますが、これらをミニ地下鉄と呼ぶことはありません。
リニア式ミニ地下鉄は、大阪市交通局鶴見緑地線(現・長堀鶴見緑地線)で、初めて実用化されました。輸送需要が少ない路線では、建設費削減のために小断面トンネル・小型車両によるミニ地下鉄が採用されています。


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